イースターエッグの由来は?復活祭に食べる料理やお菓子は?

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前回、スペインのイースター(復活祭)に行われる習慣について書きましたが、今日はこの時期に食べる料理、特にお菓子についてお話したいと思います。

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イースターというと、カラフルな色で塗られた卵(イースター・エッグ)を思い出す人がいると思いますが、スペインでこの時期に食べられる伝統的なお菓子をご紹介します。

イースターの前になると街のパン屋やお菓子やさんのショーウィンドーでイースターエッグの飾りを目にします。卵の形をしたチョコレートと一緒に人気アニメのキャラクターも置いてあると、子供はとにかくチョコレートやぬいぐるみを欲しがります。

 

外国人の私からするとなんでも商業的にしか見えない点もありますが、イースターエッグの起源は非常に古く、残された資料によると9世紀まで遡るようです。

 

キリスト復活前の準備期間である四旬節の時期、カトリック教会は肉だけではなく卵も食べてはいけないとしていた時代がありました。

 

とはいっても、鶏は卵を産み続けます。捨てられずにたまっていた卵を復活祭の日にプレゼントしたのが始まりだとする説があります。


四旬節の間に好きなものを食べられない時期をすごしたあと、カラフルな色をつけた卵をプレゼントされるのは確かに嬉しかっただろうなと想像します。

 

12世紀、カトリック教会はイースターの日のミサが終わりにキリストの復活のシンボルとしてイースターエッグを贈る習慣を神への奉仕にあたるものとしました。

 

このほかにも、キリストの復活であるイースターの時期と春の到来が重なることから、多産性を象徴する卵はイースターの時期にとても重要な意味を持ちました。

 

元々は、色を付けた卵を贈っていたのに、現在では卵の形をしたチョコレートを使っていますが、これはいつ頃からかというと、18世紀以降、チョコレートを作る会社の技術が向上し、卵の形を作るようになったころからだそうです。

 

イースターの時期にチョコレートを使って様々な形を作って祝う伝統があるのは、カタルーニャとバレンシア地方です。

 

Monas de Pascua(モナス・デ・パスクア)といい、18世紀にPadrino(パドリーノ: キリスト教で子供が生まれた時の洗礼に立ち会う代父)からAhijado(アイハード: 名付け子)に12歳まで子供の年の数だけ卵をプレゼントしていました。

 

出典: https://upload.wikimedia.org

(Monas de Pascuaの一例)

しかし、19世紀後半からシンプルな形からだんだんと複雑化し、現在ではチョコレートの彫刻と言えるものがあります。2017年のMonas de Pascuaの作品の一例をご紹介します。

 

出典: http://www.lavanguardia.com

2017年4月にイタリアの自動車メーカー『フェラーリ』がバルセロナ近郊にオープンしたフェラーリランドをチョコレートで作っています。

イースター(復活祭)の時期に食べる料理とは?

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先ほども触れましたが、昔は四旬節に肉や卵など食べることができませんでした。

 

特に、セマナ・サンタ(聖週間)の聖金曜日(キリストが十字架につけられて死んだ日)は絶食(1日の主食であるお昼ご飯を抜いて、パンと水のみをとる。健康や年齢層によってこの絶食が難しい場合は節度のある食事をとる)としました。(情報元: Infovaticana.com

 

出典: http://farm5.static.flickr.com

イースターの時期に食べる料理というと魚、特にタラ(Bacalao、バカラオ)を使った料理や豆類、そしてじゃがいもなどをとっていたようです。

 

イースター(復活祭)の定番お菓子とは?その作り方は?

出典: https://www.recetin.com

地方によって違いはあるものの、スペイン全国でこの時期に広く食べられるお菓子といえばTorrijas(トリハス)があげられます。

 

一言でわかりやすくいうなら、『スペイン版フレンチトースト』でしょうか。

 

シナモンを浸して牛乳を暖めた後、前日(もしくは2日前)に買って固くなったパンを浸して、かき混ぜた卵に移した後、油で揚げます。食べる前に、砂糖やシナモンパウダーをかけて食べます。

 

地方や家庭によってアニスを使うところもありますが、トリハスの作り方はとても簡単です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

イースターの伝統や習慣を守って、節度のある食事を行う人は時代とともにやはり少なくなっているのは確かですが、甘いもの好きのスペイン人にとってイースター時期のお菓子の習慣はこのまま問題なく維持されると思います。^^

イースターエッグとこの時期に食べるお菓子についてもう一度まとめます。

  • イースターエッグは、9世紀に肉や卵を食べれなかった時期に余った卵にカラフルな色を塗って送ったのが始まり。
  • イースターエッグの他に、カタルーニャやバレンシア地方ではチョコレートを使って様々な形のMonas de Pascua(モナス・デ・パスクア)作る。
  • イースターの時期にスペイン全国で食べるお菓子はTorrijas(トリハス)といい、フレンチトーストにとても似ている。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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